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2005年07月27日
「人口減少」で日本は繁栄する / 22世紀へつなぐ国家の道
読みました。なんか前に書いたような、どこかで書いたようなそんな気がするのですが、本屋さんに並んでいる本を見てると、日本人の意識の変化がなんかわかるような気になります。
バブルの頃は自信に満ち溢れた本、バブルがはじけた後は、自信もなにもなく打ちひしがれて弱気で、中国の台頭が顕著になってくると、もう中国には勝てないといった本が並んでいました。今本屋さんに並んでいる本を見回してみると、日本人はかなり自信を取り戻しているようなそんな気がします。それもバブルの頃のようなうぬぼれではなくて、確実な自信を持ち出しているのではないかと思ったりします。
この本は「人口減少による今後の日本経済の弱体化」といったものに反論する内容で、日本の底力というものを書き綴っています。また歴史上で人口減少に転じた際の、社会の変化というものも良い方向で解釈しています。
私自身、読みたい本を書店で探すときに、やっぱり「これからこうなってほしい。」といった「自分好みの結論を出している本」を探してしまいます。多分それは多くの人がそうで、売れる本、面白いと評判の本は、多くの人がその方向を望んでいるということだと思ったりします。だから、書店に並んでいる本を見てると、きっと近い将来はこうなっていくんだろうと思ったりします。
お勧め度:★★★★★
投稿者 hide : 2005年07月27日 22:26
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